ホームシアター

ここ最近、ホームシアターについて語る機会が減ったように感じます。
私が、ホームシアターと出会ったのは、
今から約17年ほど前のことでした。

当時、DVD が普及し始めたころでしたが、
一般的にホームシアターといえば、
5.1chサラウンドを楽しめるような、
スピーカーセットを示していました。
予算が許されれば、スクリーンとプロジェクターを導入して、
本格的なシアターを構築できました。

さて、「5.1chサラウンド」とは一体何なんだろうか?
5.1chサラウンドでは、スピーカーを6本使用します。

前方の左、中央、右に各1台を設置、
前方の左と中央の間、または中央と右の間に、
重低音専用のサブウーファーを1台設置します。
側方から後方にかけて、左右にサラウンドスピーカーを、
左右各1台を設置します。

各スピーカーからは異なる音が出ますので、
スピーカー1本につき、1チャンネルというように数えます。
但し、サブウーファーだけは重低音という限られた音しか
再生できませんので、0.1チャンネルと数えます。

これが 5.1ch の由来です。

1999年には、左右のサラウンドスピーカーの間に、
バックサラウンドスピーカーを追加した、
6.1chサラウンドが登場。
真後ろにスピーカー 1台を追加して、
前方から後方への音の流れにリアリティを出しています。

その後、真後ろに設置のバックサラウンドスピーカーが、
左右 2ch化し、7.1chサラウンド化されています。

いずれも 5.1chサラウンドとの互換性があり、
5.1chサラウンドの環境でも情報を失うことなく、
再生することができます。

2014年、ホームシアターの音響に新しいシステムが登場しました。

ドルビーATMOS(アトモス)という本来劇場向けだったものを、
家庭向けにしたものです。
これまでの、5.1chや7.1chのサラウンド環境に、
新たに天井にスピーカーを、2または4台設置するというものです。
5.1chの環境に、天井スピーカーを2台設置した場合、
5.1.2chサラウンドと表現します。
4台設置ならば、5.1.4chと表現します。

Blu-rayソフトでは、「ネイチャー」や「トランスフォーマー/ロストエイジ」で、
採用されていますが、どの Blu-ray プレイヤーでも再生できます。
ドルビーATMOSを採用した Blu-rayソフトには、
音声情報とは別に位置情報などの、
メタデータと呼ばれる情報が記録されています。
ドルビーATMOSを再生できるアンプを使用すると、
音声情報とメタデータから天井スピーカーから再生されるべき音を作り出して、
再生することができます。

ドルビーATMOSを再生できないアンプでも、
音声情報のみで、従来の 5.1chまたは 7.1chサラウンドで、
再生することができます。

まだ対応するアンプは、出始めということもあり、
20万円~30万円クラスという高価な機種が殆どです。
また、既に発売されている高級機種は、
内部のソフトウェアを更新することにより、
ドルビーATMOSに対応することができます。

既に世界中にはたくさんの対応コンテンツが存在していますので、
将来は、普及価格帯の機種でもドルビーATMOS音響を楽しめる、
ということを期待しています。